茅ヶ崎で増えている「膝の痛み」は、膝だけが原因ではない
茅ヶ崎でも「膝が痛い」「階段がつらい」と相談される方は少なくありません。
しかし、膝痛の原因はいつも膝そのものとは限りません。膝は“太ももとスネの間にある中継地点”のような関節で、上(股関節)と下(足首・足趾)の影響を受けやすい構造になっています。
そのため、膝だけにアプローチしても、根本的な改善につながらないケースは珍しくありません。
股関節は「動きの土台」——ここが硬くなると膝に負担が集中する
股関節は本来、大きく滑らかに動くべき“モビリティ関節”。
ところが長時間の座り姿勢や運動不足で股関節が硬くなると、次のような問題が起こります。
- 歩くたびに膝がねじれる
- 股関節で吸収すべき衝撃を膝が受けてしまう
- 片脚立ちでグラつく
- ふともも前側に過剰な力が入りやすい
結果として、膝に必要以上のストレスが加わり、痛みにつながります。
股関節がしっかり動くと、歩行の一歩一歩が軽くなり、膝の負担が自然に減っていきます。
足首や足の指(足趾)の働きも、膝の安定に深く関わっている
膝痛といえば太ももや膝周りの筋肉に意識が向きがちですが、実は足元のコンディションも膝の安定性を決める重要なポイントです。
足首の可動域が狭いと……
足首が固まると、歩くたびに膝が内側へねじれやすくなります。
これは登り坂や階段で痛みを感じる原因にもなります。
足の指が使えないと……
足趾が十分に働かないと、地面をつかむ力や踏ん張りが弱くなり、膝がグラつきやすくなります。
特に外反母趾や浮き指のある人は、膝への負担が大きくなりやすい傾向があります。
膝の安定=股関節 × 足首 × 足趾の三位一体
これが人間の身体の構造です。
膝に頼らない歩き方をつくるための運動アプローチ
134MOVERGYMでは、膝だけを鍛えるのではなく、
股関節・足首・足趾をトータルで整えるトレーニングを重視しています。
理由は明確です。
- 股関節が動けば、膝のねじれが減る
- 足首が柔らかくなると、膝の衝撃が吸収される
- 足趾が働くと、膝がブレずに安定する
この3つがそろうと、自然と“膝に頼らない歩き方”ができるようになります。
60代の方が多い134MOVERGYMでは、少人数制で一人ひとりの動き方を丁寧に見ながら改善していくため、日常の変化を実感しやすいのが特徴です。
カラダの繋がりについて解説した記事↓
股関節と足部を整えることは、スタイルアップにもつながる
股関節がスムーズに動くと、お尻の筋肉(特に中殿筋・大殿筋)が働きやすくなり、結果としてヒップアップにつながります。
さらに足部が整うと、姿勢が安定し、歩き方や脚のラインが綺麗に見える効果も期待できます。
「膝のために始めたのに、気づいたら下半身のラインまで変わってきた」
そんな声が多いのは、この身体の仕組みが理由です。
まとめ|長く歩くために最も大事なのは“膝以外”を整えること
いつまでも自分の脚で歩きたいなら、膝だけではなく、
- 股関節
- 足首
- 足趾
この3つをセットで整えることが最も重要です。
今日からできることはたくさんあります。
少しずつコンディショニングを続けることで、膝に頼らない、「軽く歩ける身体」は必ず作れます。
